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■社内不正防止のためのチェックリスト  1  取引の処理は、必ず2人以上の手を経て完結するようにする。    2  初期チェック、定期・臨時チェックを徹底している。    3  回数券や商品券などの換金性の高い社内物品については、その購入と管理を同じ部署、または同じ担当者に任せず、それぞれの役割を分担している。    4 営業所や支店で預金口座を開設している場合、銀行からの「残高証明書」はコピーではなく原本を直接入手し、確認している。     5 交際費・交通費の支出は必ず事前に申請させている。また、交際費・交通費の仮払いの精算は短期間で行わせている。     6 売掛金こ回収は、現金で直接回収するのではなく、銀行振込で行っている。また、領収書は、あらかじめ連番を打って管理している。     7 現金商売を行っている場合、1人の従業員にレジ締めを任せるのではなく、2人以上で行っている。     8 適正な棚卸しを毎月行い、数量不足等があれば、その原因を徹底究明している。また、倉庫管理者が1人で商品を扱わないような工夫をしている。     9 仕入先にリベート制度がある場合は、その仕入先と「販売報奨金規約」や「リベートに関する覚書」などを交わし、書面でリベート額を明確にしている。      10  多店舗展開している場合、各店舗を定期的に訪問し、実際にアルバイトや、パートの人数などを確認している。   　1つでもチェックが抜けてしまった場合、社内不正が起きやすい体制といわざるを得ません。次項以降、それぞれの項目における対応策などを解説していますので、それらを参考に不正が起きにくい仕組みを構築し、経営者と従業員がお互いに信頼し合えるような職場をつくりあげましょう。 ※詳しくは、笠原会計事務所まで、お気軽にお問い合わせください。