|
|||
|
●環境変化へ対応するには「昨日を棄てる」必要がある 顧客ニーズの変化、ICT技術の高度化など、中小企業を取り巻く経営環境は常に変化し続けてきました。昨今の新型コロナウイルスの感染拡大もその顕著な例です。これまで人々は、社会的な生き物として互いに寄り添い、助け合いながら生活することがよいとされてきましたが、今ではできる限り人と人との距離を保つ生活が求められています。こうした環境変化が起きるたびに既存の業界や市場の構造が崩れ、新たな構造が生み出されてきました。そして、それに対応するためには、コペルニクス的な発想の転換が不可欠となります。 ドラッカーは「昨日を棄てることなくして、明日をつくることはできない。しかも、昨日のものを守ることは、難しく、手間もかかる」(『明日を支配するものー21世紀のマネジメント改革ー』83頁、1999年、ダイヤモンド社)と述べています。つまり、棄てる勇気と挑戦する勇気が必要になるというのです。 大きな構造変化に直面したとき、ある意味で、“従来の商品・サービス”や“従来の業界の慣習”を棄てなければ経営を維持することはできないということです。では、自社の何を棄てて、何を生かしていくのか。その思考の糸口となるのが次に述べる「顧客ニーズの変化」です。変化次第で商品やサービスの意味を変える必要も出てきます。 ●根本的なニーズの変化を捉えよ! 社長のなかには、「時代が変わっても自分は昔からのやり方でやっていきたい」「これまでこのやり方で乗り越えてきた」などと考える人もおられるかもしれましん。しかし、環境や構造が大きく変化するなかで、“昨日”までの成功体験に固執することは大きなリスクです。すでに企業活動に貢献していない部門や商品に人材や資金を投入することにもなりかねません。 根本的なニーズの変化を適切に捉え、「どのような顧客層に対し」「どのような根本的なニーズを満たす商品・サービスを」「どのように提供するのか」など、ゼロベースで改めて事業を見直すことが重要です。 【新しい環境に適応するための今月の質問】 Q1.環境変化により、新たに生じる市場と消滅する市場には、どのようなもの があると思いますか? Q2.環境変化により、あなたの会社の事業で「棄てるもの」と「生かすもの」 は何ですか? ※詳しくは、笠原会計事務所まで、お気軽にお問い合わせください。 |
会社設立・建設業許可申請等をお考えの方はこちら・・・
~主な対応地域~ 【兵庫県】 尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市、芦屋市、川西市、神戸市 他 【大阪府】 大阪市、吹田市、豊中市、茨木市、箕面市、高槻市、池田市 他 |
||